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ローレンス 第一科学者キリスト教会へ

キリスト教科学さきがけ』2010年03月 1日号より

The Christian Science Journal, October 1896


親愛なる兄弟たちへ: ― 科学者キリスト教会の広がりゆく枝は、 その広く行き渡る擁護の手を、速やかに全世界に届けようとしています。あなたの信仰は、成果を伴わないものではありません、 ― そして、神が自らの群れに向ける愛は、神の加護のうちに現されています。神は、この小さな教会のまわりの土地を耕し、煩わしい枝を払い、天の露で水を与え、根を豊かに育て、神性の愛によってその境界を広げていきます。神は、人が、その恩寵の手段と深さを増すに相応しいものとなるのを、ただ待ち望んでおられるのです。あなたは、すでに神のシオンの豊かさの証明を与えられています。あなたは、 自分のぶどうの木の下、また、いちじくの木の下に、 霊性において成長して、座っているのです ― 私たちの父が農夫として世話される、そのぶどうの木の下に。

神性の愛の目的は、理解を復活させること、そして神の国、すでに私たちのうちにある調和の統治を、復活させることです。あなたに語られる言葉によって、あなたは自由にされるのです。神の言葉のうちに宿りなさい、すると神の言葉があなたのうちに宿るでしょう; そして、癒しのキリストが、再びあなたの肉のなかに現されるでしょう、つまり、理解されて、栄光に輝くでしょう。

あなたの父と母である神を敬いなさい。神の愛のうちに進み続けなさい。実りをもたらしなさい ―「しるしをもって」示しなさい、― あなたの祈りが妨げられないようにしなさい。休まずに祈り続けなさい。常に注意を怠らないように; 霊的見張りと反省の砦を捨てないように。自己否定、正義、温順、慈悲、純粋、愛を求めて励みなさい。あなたの光に、光を反映させなさい。神聖なること以外には、どんな野心も、愛着も、目標も、持たないように。神が「すべてにおけるすべて」であること、それ故に、現実には、唯一の原因と結果しか存在し得ないことを、一瞬たりとも忘れないように。 

境遇や権力の誇りは、この世の皇子であり、キリストにおいては、何の意味もないのです。すべての力と幸福は霊的であり、善意からくるものです。お互いに恵みをもたらすように、自分を犠牲にしなさい、ちょうど神があなたに恵みをもたらされたように。自分を忘れて、人類のために努力しなさい; すると、疲れた旅人をあなたの戸口に招き入れ、巡礼者や見知らぬ人を、あなたの教会に導き、人類の心に触れることができるでしょう。素直な心で押し進めつつ、忠実であり、キリスト者としての戦いに勇敢に立ち向かいなさい、すると、平和があなたの喜びの冠となるでしょう。

                  

           

 

『さきがけ』の使命

1903年に、メリー・ベーカー・エディは、『キリスト教科学さきがけ』を創刊しました。その目的は、「真理の普遍的活動と有用性を宣言する」ことでした。ある辞書によると、『さきがけ』定義は「先発の使者」(先触れ、先駆け)ー 後に起こる事が近づいていることを告げるために先立って送られる者、使者」であり、『さきがけ』という名称に重要な意味を与えています。さらにまた、この定義は、私たちの義務を指し示しています。それは私たち一人一人に課せられた義務であって、私たちには、私たちの『さきがけ』がその責務を十分に果たしているか見届ける義務があるのです。この責務はキリストと不可分であって、まず初めに、イエスが、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ」(マルコ 16:15)と述べて、表明したものでした。

Mary Sands Lee (メリー・サンズ・リー)、Christian Science Sentinel, 1956年 7月 7日

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